小麦農家のおもい | 新潟県産醤油復刻プロジェクト

小麦農家のおもい

きっかけは自家製パンの小麦づくり

小麦 「自分で育てた小麦でパンを作ってみたい」これが新潟県での小麦復活の始まりでした。新潟県小千谷市の農家、山口早苗さんは新潟県の小麦生産復活の立役者。趣味の延長線上で平成17年にパン工房を開業したが原材料の小麦は海外産、「自分は農家だから自分が育てた小麦でパンを作れないか」そう思い試験栽培を開始しました。初年度の作付面積はたった3a(300㎡)。栽培方法は手さぐりでした、当時の新潟県で小麦を作っている農家は皆無であり、小麦づくりを指導できる専門家もほとんどいませんでした。「新潟県では収穫の時期と梅雨が重なり雪の影響もあるから小麦はうまく作れないと思っていた。しかし平成18年の初収穫では思いのほかりっぱな小麦が収穫でき感動した。これならいける」その後高齢化で耕作をやめた方の農地や作り手のいない荒れた農地を自分で整地し作付面積を増やして今や15ha(150,000㎡)に至りました。
「誰もやらない小麦づくりを行いだれも耕作しなくなった荒れ地を自分で重機を使って整地した、自称ドンキホーテです」山口さんは笑みを浮かべながら懐かしそうに語ります。

現在は醬油、パン、麺などさまざまな場面で山口さんの新潟県産小麦が活躍しています。生産のこだわりは農薬をほとんど使わないことと土づくりだと言います。「小麦は雑草より早く育つから防除はほとんど必要ない、土づくりも化学肥料に頼らず堆肥を多く使い、きのこのおがくずや卵の殻などを使用し地力を高めている」


これからの夢

雪国で小麦を育てることは難しいとされていた常識を破り挑戦をつづける山口さんに今後の夢を聞いてみました。「今後は小麦を使った加工品を増やしていきたい。小麦が原料のビールがあると聞くので作ってみたい。また、今後も農業をやめてしまった田んぼや畑を小麦畑にしていきたい」と語ります。
県産醬油復刻プロジェクトに期待することを聞いてみると「お互い顔が見える関係で連携を密にすることですぐに品質を改善することができる。。進化しながらより良いものができていくと思うので今後が楽しみ」と本プロジェクトへの期待も大きいです。

県産醬油復刻プロジェクトに使用している小麦は山口さんの農場の小麦を使用しております。